皆既月食と天王星食の日。
昨日は、日本では442年ぶりという、皆既月食と惑星食重なるという珍しい日だったようですね。
せっかくなので、家族3人で空を眺めました。
月が赤っぽくて、いつもとは違った、なんともいえない色になっていて、妖しい美しさを放っていました。
すごいね!!と見ていたのですが、ユメがうまく撮れないかもしれないけどスマホに撮ってほしいというので、部屋に入って出てきたら、「もういい!もう見ない!」とユメが、うおーんと泣き出して家に駆け込んで行きました。
美しい月をずっと見ていたかったのに、雲に隠れて見えなくなってしまったのが、すごくさびしかったようです。
少しして落ち着くと、「絵で残す」と言うので、クーピーで一緒に月の絵を描きました。
お風呂タイムのとき、
YUMEはたくさんのものを深く感じることができるんだね。それはすごいことだよ。
と伝えると
彼女が、お母さんはこんな風には感じないんだよね、みたいなことを言うので、
うん、お母さんも美しいものは大好きだけど、ユメほど強く感じることはできないよ。でも、そんなユメのことを、いつも理解したいなと思っているよ。
と伝えました。
ユメは満足そうな顔をしていました。
それから、なぜか大人な会話に突入し
お母さんはそんな風に感じることはできないかもしれないけど、そのほかのことですごいことをしてるよ
って教えてくれました。
お母さんとしてとか
アロマのお仕事でも
人が安心して幸せを感じられるようなこと
してくれてるよって。
ユメの気持ち、とても嬉しかったです。
いろいろな仕事をやってきたけれど、思い出してみれば、わたしのいちばんなりたかったものは、あったかいお家を作る、いいお母さんでした。
乳がんと、YUMEの付き添いをきっかけにお仕事をお休みしているけれど、実はそのおかげで、いま、いちばんなりたかった在り方を深めることができています。
人生に無意味なことはひとつもないんだな。自分がどうそこに意味を見出して進んでいくか、それだけなのだなあと、しみじみ思った夜でした。