そのままを受け止める
はじめまして。
40で娘を授かり、母歴6年のコキアです。
自宅サロンを開いてセラピストをしていましたが、最近お仕事をお休みして、一人娘ユメのサポートに徹しています。
ユメは、マイペースにいられる環境では、お友だちと関わることもできるし、運動やお絵描きが大好きで得意。勉強も、気が向いたものにはすごい集中力を発揮します。
その反面、成長するにつれて、いろいろ感じ取るものが増えたのか、大勢の中で決められたことをして過ごすことが苦手になってきました。
幼稚園では年長になって登園が苦痛になり、1年の登園日数の半分は自宅で過ごし、小学校ではさらに登校が難しくなりました。
しかし、小学校のサポート体制がとても整っていて…。本人の気持ちをとても大切にしてくれて、毎朝欠席の電話をすると、どうして来られないんだという雰囲気ではなく、連絡をくれてありがとうという感じで受けてくれるのです。担任の先生もよく話を聞いてくれて、長い目で見てくれていました。親の安心って子どもにも伝わるはずなので、これはとてもありがたいことでした。(お休みの時は私も娘もできるだけ安心してゆるりと過ごすようにしています。)
そして、すぐにスクールカウンセラーさんの相談日に予約を勧めてくれて、いろいろと相談することができました。
学校に行けることだけがよいとは思っていないけれど、ユメの力をよりよくのばしてあげたかったし、世界を広げたかったし、接し方はこれでいいのだろうかと悩むこともあったので、専門家の話はとても参考になりました。
自宅での様子をお話していると、2回か3回目の相談で、得意と苦手の差、とか、ギフテッドという言葉が出てきました。なんだか聞いたことはあるけど、詳しくは知りませんでした。
そんなわけで、まずは調べてみようと、ギフテッド、発達障害、HSCなどの本を読んだりネットを検索して情報を集めました。ギフテッドに関する情報は、娘にも参考になることが多く、ジャストでないまでも、そういった傾向はあるのかなと感じました。
知能検査(WISKⅢ)をすると、言語性のIQが高く、動作性IQ(動作といっても運動のことではないのですね)の間にかなり開きがありました。各分野のIQは、12違うだけでけっこう大変らしいのですが、YUMEの場合は20くらい開きがありました。どうやら、いろいろなことを受け取ってしまう分、それを実際にどう扱うかという部分が追いついてないという感じかな。
この本人の中での差は、大きなタイヤと小さいタイヤで前に進もうとしているようなもので、そのため学校生活で困難を感じやすいのだと教育相談担当の先生が説明してくれました。この数値やバランスは、変わっていく可能性もあるそうです。
そして、ユメが行動してみて大丈夫だった!という体験を増やしていくことで、少しずつ世界を広げていけるのではないかと言って頂きました。
これらの情報を得たことは本当によかったです。娘をもっと理解する、そして理解してもらうきっかけとなったから。
ただ、人の個性ってそういう数値やカテゴリーだけでは網羅しきれないから、レッテルを貼るつもりは毛頭なくて。参考にしつつ、わたしがユメ自身そのままを受け止めて1番の理解者になろう、サポートしよう、とこの一連の流れで肝が据わった感じがします。
最近は特別支援学級を提案して頂き、わたしが毎日付き添うことで勇気を出して通い始めました。遅い時間の登校ではありますが、この3日間は終わりまでいることができ、3日目金曜日の帰宅後は、自分から月曜の準備までしていました。初めてのことです。
「行きたいって思えてよかったね!ユメが楽しいとお母さんも楽しいよ」と伝えると
「そんな言葉がユメも嬉しい」とニコニコしていて、ほっこりさせられました。
娘と一緒に、小学校生活。
とっても貴重な体験です。
このブログでは、主に、そんな娘やたのしい夫ラキとの日々や感じたことなどを書いていこうと思います。